地震・津波対策ただす
県議会本会議
松坂議員が知事に
2011年6月23日
和歌山県議会本会議一般質問で日本共産党の松坂英樹県議は6月23日、地震・津波対策などで県をただしました。
有田川の中流、御荷鉾構造線という破砕帯が走るもろい地質上に1967年に造られた二川ダムについて松坂県議は、現在の知見・技術水準で再点検・安全対策を講ずることや、最悪の事態を考えたシミュレーションをして住民と危機意識を共有するよう求めました。
仁坂吉伸知事は、ダムの安全性を強調しながらも「現在の知見でチェックするよう指示した。壊れたらどうなるかシミュレーションも考えている」と答えました。
松坂県議は、過去に幾度も津波被害を受けた広川町・湯浅町で今年度完成する津波防波堤に住民の期待が高まっていることを紹介するとともに、想定する津波の高さが低いことを指摘し、「ハード対策を過信することなく、防波堤の効果と限界を住民に正確に知らせるべきだ」と提案。森勝彦県士整備部長は「ハード対策のみで被害を防ぐことは困難。効果や限界を周知する」と答弁しました。
廃屋撤去の対策として今議会に提出された景観支障防止条例について松坂県議は、同条例を実効性のあるものにするため景観を看板にするのではなく、防災や安全を主な目的とするよう求め、森県土整備部長は「別途検討する」としました。
松坂英樹 6月議会一般質問と当局答弁概要記録
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