原発計画断念させよ

      和歌山県議会
       一般質問で

       高田由一県議



2011621
 日本共産党の高田由一県議は6月21日、和歌山県議会一般質問で、防災や原発問題などで県の姿勢をただしました。
 高田県議は、関西電力がいまも和歌山への原発建設をあきらめていないことについて、県が原発を推進するなか県民の40年以上にわたるたたかいで建設を阻止してきた歴史を示し、知事に「関西電力は計画を断念せよとこの場で表明を」と迫りました。
 仁坂吉伸知事は、「(原発建設は)現状では難しい」という答弁にとどまりました。
 高田県議は、東海・東南海・南海連動型地震が予想されるなか、コンピューターによる津波予想を優先するだけでなく、過去の文献や痕跡の調査も踏まえた防災計画の見直しを提案。高速道路を避難場所にするなど具体策を示すとともに、県立母子寮白浜なぎさホームの移転先が津波浸水地であることを指摘し、移転先見直しを求めました。
 宇恵元昭危機管理監は「過去の調査は重要と認識している」と答弁。母子寮移転について鈴木敏彦福祉保健部長は「想定される津波の2倍の高さの避難場所を屋上に設置する」と、津波浸水地での建設に固執しました。
 いっせい地方選挙で返り咲き、8年ぶりの登壇となった高田県議に西牟婁地方から大型バスなどで約60人が傍聴に訪れました。すさみ町の神屋高志さん(26歳)は「言われ続けてきた地元要求を高田さんが届けてくれました。高田さんが県議会に戻り、本当によかった」と話しました。

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県の姿勢をただす、高田県議=6月21日、和歌山県議会