台風12号災害
  お年寄りを助けて
   共産党県議ら要望聞く



2011924
 和歌山県の台風12号災害で9月24日、日本共産党の松坂英樹県議、杉原弘規新宮市議、久保浩一一田辺市議、丸本安高、広畑敏雄・両白浜町議らが新宮市熊野川地域(旧熊野川町)に、また高田由一県議、田中幸子那智勝浦町議、真砂みよ子田辺市議、向井仁すさみ町議らが那智勝浦町に救援物資を持って入り、住民から要望などを聞きました。
 旧熊野川町は被災から3週間、いまだ多くの地区で電気や電話などが寸断しています。新宮市街へ行く幹線道路は山崩れで通行できず、三重県へ大きく迂回(うかい)しなければなりません。
 能城(のぎ)地区でがれきの片づけをしていた区長(自治会長)(65歳)は「32世帯あるが半数が被災した。被災した家のおばあさん(92歳)をそのまま置いておくのは危ないので、私の家に来てもらっている。気丈な人だが、今は泣いて暮らしている。そんな一人暮らしのお年寄りがあそこにもここにもいる。そういう人を一刻も早く助けてほしい」と訴えました。松坂県議は、実態を県や市に伝え、被災地支援に全力をあげると約束しました。
  青空市を開く共産党和歌山県議ら=9月24日、新宮市
 また、和歌山県農民連から託された野菜や果物を並べ青空市を開催。能城地区の集会所で炊き出しボランティアをしていた女性は「この辺りの店は全部やられてしまい、特に野菜が手に入りません。炊き出しの材料が切れてきたので本当にありがたい」と顔をほころばせました。

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新宮市熊野川地域での被害状況=9月24日