教員の超過勤務是正を
和歌山県議会
雑賀議員の一般質問
2013年12月12日
和歌山県議会本会議で12月12日、日本共産党の雑賀光夫(Facebook)県議が一般質問に立ち、教員の長時間勤務などの問題で県の姿勢をただしました。
雑賀県議は、長時間労働の是正などめざす日本共産党のブラック企業規制法案を紹介。教員の時間外勤務が全日本教職員組合の調査で1ヵ月平均69時間32分にもなることを「日本共産党のブラック企業規制の2倍」と指摘し、また海南市教育委員会の調査でも中学校で週12時間以上(月換算で50時間以上)の超過勤務をする教員が69%にものぼることを示し、「まさに違法状態だ」と是正を求めました。
西下博通教育長は「教員の勤務実態には課題がある」と認めるとともに、時間外に職員会議が開かれる問題について「緊急の場合以外は時間内に行われるべきだ。適切な指導をしていきたい」と答弁しました。
B型肝炎感染者の早期発見の問題で、中川伸児福祉保健部長は、献血検査で発見された場合、特別措置法による救済を紹介するよう血液センターに伝えると約束しました。
また雑賀県議は、県立自然博物館と県立近代美術館の事務が教育委員会から知事部局に変更されることを、「唐突だ。広く県民・有識者の意見を聞くなどのプロセスに欠ける」と批判しました。
一般質問概要記録 12月和歌山県議会 県政情報・提案と見解 日本共産党和歌山県議団