2013年12月県議会 建設委員会 高田由一委員の質問概要記録
12月16日


《要望》高田由一 委員
 先ほども質問があった紀三井寺競技場前の交差点についてであるが、競技場近くのスーパーで買い物をした人が、荷物を持って中央分離帯の上で立ち止まり、自動車をやり過ごしているのをよく見かける。
 このようなことは大変危険と思うので、対処してもらえるよう要望しておく。

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《質問》高田由一 委員
 土砂災害防止法について聞きたい。土砂災害警戒区域の指定の現状であるが、以前、和歌山県内での警戒区域や特別警戒区域の指定があまり進んでいないという新聞報道があったが、現状はどうか。

《答弁》 砂防課長
 土砂災害警戒区域の指定数は、平成25年11月末現在で5,015ヵ所、このうち特別警戒区域数は2,576ヵ所となっている。

《質問》高田由一 委員
 指定箇所は5,015ヵ所ということであるが、土砂災害危険箇所は全体で何ヵ所あるのか。

《答弁》 砂防課長
 県内の危険箇所は、土石流、地すべり、急傾斜あわせて1万8,487ヵ所となっている。

《質問》高田由一 委員
 全体の3割ぐらいが指定されているということであるが、土砂災害についても大変な災害が心配されているので、指定に向けてさらに推進をしてほしい。
 白浜町でも、県の職員が来て、熱心に推進について説明してくれたと聞いているが、予算措置も含めて、どのように推進していくのか、今後の予定について聞きたい。

《答弁》 砂防課長
 平成25年度予算であるが、9月補正時に増額を行い、4億5000万円、対前年度比1.91倍の予算で調査を実施している。そもそも危険箇所が全国6位の多さで、まだまだこれからであるが、引き続き予算を確保し調査をしていく。
 指定にあたっては、市町村へ個別にお願いもしつつ、また市町村から、住民に対する法の趣旨説明の要請があった場合には、振興局建設部、本庁の職員も一緒に説明会を行うなど、今後も市町村と一体となって進めていきたい。

《要望》高田由一 委員
 なかでも、特別警戒区域に指定されると、以前だと土地が売れないといった心配もあったが、今は洪水ハザードマップも公表され、浸水する範囲も公表されており、住民の安全度を上げるように市町村と連携して進めてほしい。
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《質問》高田由一 委員
 日置川の災害の問題では本会議でも発言したが、日置川の河口から上流の市鹿野まで川沿いに県道日置川大塔線が通っているが、大水が出たときなどにあちこちで冠水し、冠水だけではなく、各所に狭い区間が残っている。
 この県道日置川大塔線は、県の防災の位置づけでも、第2次緊急輸送道路に指定されていて、ヘリコプターが安居地区に降りる設定になっており、その後、日置川の河口までこの県道日置川大塔線を使って搬送することになっている。
 以前から課題となっている狭い区間の改良も含めて、一層力を入れてほしいがどうか。

《答弁》 道路建設課長
 県道日置川大塔線の国道42号から白浜町安居の間については、現在、白浜町日置から大古に至る区間において、平成23年度から交通安全施設等整備事業に着手しており、用地の取得と工事を進めている。
 また、平成24年度から、白浜町矢田地内及び口ヶ谷地内において現道対策に着手しており、現在、矢田地内では設計が完了し、物件調査を行っている。また、口ヶ谷地内では、用地取得が完了し、一部工事に着手している。
 その他の区間について、交通の支障となる場合においては、用地協力が得られるのであれば、現道対策を検討していきたい。

《要望》高田由一 委員
 しっかり進めてもらっているようだが、用地協力の面で大変困難な部分があると聞いている。災害の関係もあるという大きな世論の中で説得してもらい、進められるよう要望しておく。
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《質問》高田由一 委員
 県土整備部所管の各種審議会に関する情報公開の問題について聞きたい。
 先日、河川審議会の資料の提供を依頼したが、急ぐのであれば情報公開制度を使ってほしいとのことであった。しかし、河川審議会は議会代表が参画している審議会であるので、議員からの資料提供の依頼に対し、ちょっと時間がかかるというのではまずいのではないか。
 そこでまず、議会代表が参画している県土整備部管轄の審議会にはどのようなものがあるか聞きたい。

《答弁》 県土整備総務課長
 3つの審議会に、議会代表が参画していると聞いている。

《質問》高田由一 委員
 その中に河川審議会も含まれると思うが、議会代表が参画している審議会の資料については、速やかに情報提供されるということでよいのではと思うが、そのあたりの考え方を開きたい。

《答弁》 河川課長
 今回、求められた河川審議会の資料については、その中に貴重種の位置情報や、個人情報が含まれている可能性があったので、公文書開示のルールによりお願いしたものである。

《要望》高田由一 委員
 その気遣いはわかるが、議会代表が参画している審議会は、議会に対して公開しているのと同じだと思う。貴重種の位置情報や個人情報が含まれているのであれば、その審議会にかける資料で工夫すれば速やかに公開できると思う。
 聞けば、ホームページでの公開も考えているようだが、ぜひそういう対処をしてもらえるよう、今後の課題として要望しておく。
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《質問》高田由一 委員
 旧日置川大橋についてであるが、路面もゆがみ、人も通れないという状況であり、地元の人からも、早く撤去してほしいという要望がある。その見通しについてはどうか。
 新しい橋だけになると、人が歩いたりする歩道整備の問題が出てくるが、その見通しについてもあわせて聞きたい。

《答弁》 道路保全課長
 旧日置川大橋については、平成11年度から歩道として供用していたが、平成23年の台風12号により橋脚が沈下したことから通行止めとしている。
 これにかわる機能として、隣接する国道42号日置大橋において、国が歩道を設置することになっており、この歩道設置が完了すれば、県が旧日置川大橋の撤去を行う。

《要望》高田由一 委員
 あの状態では歩けないと思うので、早急に撤去されるよう要望しておく。


議案等に対する採決
議案第143号 和歌山県港湾施設管理条例の一部を改正する条例
議案第144号 和歌山下津港入港料条例の一部を改正する条例
議案第145号 和歌山県マリーナ条例の一部を改正する条例
議案第154号 平成25年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
は、賛成多数により原案可決
日本共産党高田由一委員は反対 → 松坂英樹県議の議案に対する反対討論 議会中継録画 (1740)

議案第136号 平成25年度和歌山県一般会計補正予算
議案第142号 和歌山県水防協議会条例の一部を改正する条例
議案第156号 県道路線の変更について
議案第157号 訴訟の提起について
議案第158号 訴訟の提起について
議案第159号 工事請負契約の締結について
議案第160号 工事請負契約の締結について
議案第161号 工事請負契約の締結について
議案第162号 工事請負契約の締結について
は、全会一致により原案可決


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