２０１５年２月県議会 総務委員会 高田由一委員の質問概要記録
２月１７日 補正予算等審査
３月 ３日 付託議案等審査
２月１７日 補正予算等審査
《質問》高田由一
委員
「移住・定住大作戦」として約４億円の予算が含まれている。特にこの中でも、若年移住者への奨励金ということで他ではやっていないメニューもあると思うので、これについてもう少し詳しく解説をお願いしたい。
《答弁》
過疎対策課長
「移住・定住大作戦」については、地方創生の柱の一つとして、４億２００万円をお願いしている。若年層移住者奨励金として２億５０００万円上程している。また、現地体験会や現地滞在費の助成をする予定にしている。
仕事面では地域しごと支援センターとして３２１７万円を計上している。また、東京の相談窓口を設置するとともに移住相談会とＵＩＪターンフェアを開催する予定にしている。
住まいの対策として、空き家バンクへの登録支度金として５００万円を計上している。
以上の中身で「移住・定住大作戦」を展開していきたいと考えている。
《質問》高田由一
委員
若年移住者への奨励金として２億５０００万円ということだが、農のほうでも青年就農給付金という制度がある。この奨励金は、どのような仕組みになっているのか。
《答弁》
過疎対策課長
１人最大限度額として２５０万円、１００世帯を目標に設定している。暮らし支援ということなので、退職されて和歌山県に住所を移し、そこから求職をされる方を対象に最大２５０万円を交付したいと考えている。
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議案に対する採決
議案第１７号 平成２６年度和歌山県一般会計補正予算
議案第２２号 平成２６年度和歌山県職員住宅特別会計補正予算
議案第２６号 平成２６年度和歌山県市町村振興資金特別会計補正予算
議案第２７号 平成２６年度和歌山県自動車税等証紙特別会計補正予算
議案第２８号 平成２６年度和歌山県用地取得事業特別会計補正予算
議案第２９号 平成２６年度和歌山県公債管理特別会計補正予算
は全会一致で原案可決
３月３日 付託議案等審査
《質問》高田由一
委員
白浜空港について、利用促進に取り組んでいただいているが、地元の地方紙において、白浜空港へＬＣＣ（Low Cost Carrier＝格安航空会社）を引っ張ってこようという意見もあり、勉強会もあったということであるが、県としては、そのあたりをどのように考えているのか。利用促進をしながら、ＪＡＬも応援しながら、やってきたと思うが、そこへＬＣＣという話が出てくると大変不安だなという思いもある。そのあたりの考えを聞きたい。
《答弁》
空港対策室長
新聞では、国際線を主としたＬＣＣ誘致ということで、地元のほうで何とか白浜空港活性化に向けてＬＣＣの誘致ができないか、そういうふうに取り組まれていると認識している。
《質問》高田由一
委員
特に県としては、関わってないということか。
《答弁》
企画部長
ＬＣＣについては、エアバス３２０とか、そういう形で機体を一種類に絞ってやっていくことによって、安価な運賃を提供している。白浜空港でうまくいくかどうかということも含めて、県では、以前からいろんな研究をしている。何とかなるのではないかという話があるので前から研究しており、南紀白浜空港の活性化という意味では、ＬＣＣも就航できればありがたいと思っている。委員が言われた、現在、運航しているＪＡＬとの競合という形にはならないと考えているので、県としては推進していければと考えている。
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《質問》高田由一
委員
先日、白浜沖に白浜空港で訓練をしていた自衛隊のヘリが墜落するという事故が起こったが、当日の状況と県としてどのような対応をしたのか。
《答弁》
危機管理局長
当日、ヘリが不時着するのを目撃した住民から白浜町消防本部に連絡が入った。
その後、１３時４５分に防災航空センターから県の消防保安課に連絡があり、事故を承知した。
１３時５３分に知事に報告、自衛隊からは１４時２０分に連絡があった。
《質問》高田由一
委員
自衛隊からは、どのような原因で起きた事故か、どんな影響があったのか、報告はあったのか。
《答弁》
危機管理局長
当日は、原因はわからない、エンジンの不調であろうということであったが、その後、緊急時を想定し、２つのエンジンのうち１つのエンジン出力を落として訓練を行っており、エンジンの故障で事故が発生したと報告があった。
《質問》高田由一
委員
１つのエンジン出力を落として、 もう一方のエンジンで飛んでいたということであるが、訓練自体は空港内で行っていたのか、それとも海上で行っていたのか。
《答弁》
危機管理局長
自衛隊のほうから、２月１８日に事故の概要、２３日の機体引き上げの状況、２６日には結果の報告があった。
訓練の方法は、空港周辺では、エンジンの出力は落としていない。
海上に出てから安全を確認した上で、１つのエンジン出力を落としたということで報告を受けている。
《質問》高田由一
委員
白浜町に聞いても、訓練を行っていたことは知らなかったようだが、県や白浜町へ訓練の報告があったのか。
《答弁》
危機管理局長
報告はなかった。
《質問》高田由一
委員
報告はされていないということであるが、通常の離着陸であれば、誰も文句を言わないと思うが、周辺には、別荘地、役場、学校もある。
空港を外れている地域でも、近くに民家があるところで訓練をする場合は、事前に、自治会に対して通知をすべきではないか。特に、エンジン出力を落として行う訓練であれば危険性もある。そういうことについてはどうか。
《答弁》
危機管理局長
機械であり、全くリスクがないとは言えないが、こういった訓練は必要な訓練であり、自衛隊に対しては十分安全に配慮した訓練を行うよう要請している。
また、通常この訓練は県に対して報告義務はなく、報告を受けていなかった。今後、このような訓練をする場合は報告をしていただくよう要請している。
《要望》高田由一
委員
先日、県の防災航空隊で防災ヘリの話を聞いた。防災航空隊の訓練は白浜空港を含めて５ヵ所で飛行訓練を行っているが、月別の予定表を訓練地の地主、町内会長、自治会長にファックスをして訓練をしているということであった。
当然であり、県の防災航空隊としてきちっとした対応だと思うが、それと比べて今回の自衛隊の訓練は、情報の公開という点でも周知という点でも大変お粗末だったと言わざるを得ないと考える。
今、局長が言われたように自衛隊に要望したということで、それをしっかり守っていただけるようお願いしたい。
《質問》高田由一
委員
これまでどんな内容の訓練を白浜空港で行ってきたのか、県として把握しているのか。
《答弁》
危機管理局長
今回のこのような訓練については、紀伊半島大水害以降、平成２４年２月２７日に初めて行った。
平成２４年度に１回、平成２５年度１２回、平成２６年度は１３回していると報告を受けている。
また、白浜空港では今回の訓練以外にも昨年行った津波災害対応実践訓練、南海レスキューの訓練、人員・物資輸送、慣熟飛行訓練等を実施しており、平成２４年度１０回、平成２５年度１０回、２６年度は１９回実施していると報告を受けている。
《要望》高田由一
委員
それだけの頻度で訓練を行っていることを初めて知ったが、１つのエンジン出力を落として訓練を行うのは危ないように思う。
防災ヘリについては、片方のエンジン出力を落として訓練はしないということであった。
危険性を伴う訓練については、県のほうから自衛隊に南紀白浜空港ではなく自衛隊の訓練場等で行うようにお願いされたい。
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３月５日
議案に対する採決
議案第３７号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第３８号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
議案第３９号 一般職の任期付研究員の採用等に関する条例の一部を改正する条例
議案第４０号 一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
については、賛成多数で原案可決
日本共産党高田由一委員は反対 → 雑賀光夫県議の議案に対する反対討論 議会中継録画(24:20〜)
議案第３３号 附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例
議案第３４号 和歌山県行政手続条例の一部を改正する条例
議案第３５号 知事及び副知事の給与その他の給付条例の一部を改正する条例
議案第３６号 知事等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例
議案第４１号 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第４２号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
議案第４３号 非常勤の調査員、嘱託員等の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
議案第４４号 和歌山県税条例の一部を改正する条例
議案第４５号 和歌山県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
議案第４６号 旧和歌山県議会議事堂設置及び管理条例
議案第７２号 和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
議案第７５号 包括外部監査契約の締結について
議案第７７号 和歌山県と岩出市の旧和歌山県議会議事堂の管理に関する事務の委託について
については、全会一致で原案可決
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