福祉医療費拡充せよ
    和歌山県議会
 奥村議員ただす    議会中継録画
     
             一般質問する奥村県議=和歌山県議会
                                                      2016
39
 和歌山県議会本会議一般質問で日本共産党の奥村規子県議は3月9日、医療・介護・障害者問題で県の姿勢をただしました。
 奥村県議は県単独の福祉医療制度について、かつて10億円の事業だった老人医療が所得制限をきびしくするなか2016年度予算案で772万円にまで減り、重度心身障害児(者)も今年度より1億円減額。乳幼児医療は市町村が中学校卒や高校卒と拡充しているのに県は就学前にとどまっていることを指摘し、福祉医療制度の拡充を要求しました。
 仁坂吉伸知事は、乳幼児医療について「市町村がそれぞれの考えで拡充しているもの」とのべるなど、福祉医療の拡充を拒否しました。
 国保料の引き上げについて、幸前裕之福祉保健部長は「拡充された公費も勘案し市町村において適切に設定されるものと考える」と答弁。地域医療構想について同部長は、「県全体で3,000病床削減との指摘だが、ただちに病院から患者が出されるものでない」としました。また、同部長は介護離職ゼロにむけて「介護福祉士資格取得のための就学資金貸付など、人材確保対策の充実をはかる」とし、障害者差別解消法の実効あるとりくみについて「職員対応要領を作成した」と答弁しました。

 2016年2月議会   奥村規子プロフィール、質問一覧
 ブログ「おくむらのり子のぴょんぴょん日記」
 奥村のり子facebook   県議団HOME