6月16日
《質問》松坂英樹 副委員長
湯浅広港の津波防波堤のかさ上げと補強について質問したい。
この堤防は、湯浅広港の湾口に建設された一文字型の堤防であるが、設計が昭和南海地震の時、歴史的に言えば小さい津波高とエネルギーを基準にしてつくられたものである。地元からは、今日的な津波対策に合わせて、三連動地震に対応するように改良の要望が出されている。県としての今後のかさ上げと補強についての考え方、事業の進め方を示してほしい。
《答弁》
港湾漁港整備課長
湯浅広港の防波堤の補強については、県では「津波から『逃げ切る！』支援対策プログラム」に基づき、まずは東海、東南海、南海の三連動地震における避難困難地域の解消のための堤防整備と、地域の経済被害の低減と早期の復旧・復興のための主要な港湾等における既存施設の強化を実施することとしており、その中で湯浅広港の防波堤の補強も考えている。
今後の見通しについては、指摘のとおり、この津波防波堤は、昭和南海地震津波に対応した防波堤で、平成２３年度に完成したところである。しかし、支援対策プログラム策定に際し、三連動地震に対する検証を行ったところ、地震動による倒壊はしないものの、沈下により津波防波堤として機能が十分に発揮されない恐れがあると判明した。これに従い、今年度は、防波堤のかさ上げや基礎部分の補強についての詳細設計を行い、来年度から工事に着手したいと考えている。
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《質問》松坂英樹 副委員長
江上川の改修状況について聞きたい。
住宅の浸水被害が多かった箇所での農業用堰の改修や河川拡幅が完了したことについて、県並びに関係者のご努力に感謝を申し上げたい。
改修計画で残された区間は、農業用堰直下で細く曲がりくねった箇所や県道に越水してすぐに通行止めになるという区間であるが、今年度からどのように改修を進めていくのか。
《答弁》
河川課長
江上川については、住宅の浸水被害が頻発する乙田頭首工からＪＲ橋までの約２００メートル区間を先行して改修を進め、平成２８年５月末に完了している。
残る江上橋から乙田頭首工までの約５５０メートル区間については、これまでに改修計画の地元説明が完了しており、今年度は、工事に必要な用地補償を進める予定である。工事に当たってはまとまった用地の取得が必要であり、来年度以降も用地補償を予定している。用地取得にかかる地元の協力を得ながら、事業の推進に努めていく。
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《質問》松坂英樹 副委員長
県道美里龍神線有田川町三田地内における路面の亀裂について聞きたい。
昨年１２月定例会の委員会で美里龍神線有田川町三田地内の陥没亀裂について質問したところ、地すべりではないので亀裂の舗装で対応した、大丈夫だと答弁があったが、今年に入って再び道路が陥没し、亀裂が進んできた。今後、どのように対策を進めていくのか。
《答弁》
道路保全課長
県道龍神美里線有田川町三田地内における路面の変状については、継続して路面の状況を確認している。
路面については直ちに対策する必要はないと考えているが、路側の石積みの変状についは対応が必要と考えており、今年度、石積みの補強工事を実施する予定である。
《質問》松坂英樹 副委員長
秋口には、あらぎ島の展望台のところでイベントも予定されているので、ぜひ早く完成するようよろしくお願いしたい。
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議案に対する採決
議案第１８４号 平成２８年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
は賛成多数により原案可決
日本共産党 松坂英樹福委員長は反対
→ 奥村規子県議の議案に対する反対討論 中継録画（17：00～）
議案第１７３号 平成２８年度和歌山県一般会計補正予算
議案第１８３号 建築物等の外観の維持保全及び景観支障状態の制限に関する条例の一部を改正する
条例
議案第１８６号 訴訟の提起について
は全会一致により原案可決
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