２０１６年９月２３日
《質問》雑賀光夫 委員
統計局出先の移転に伴い統計データに関心を持ち始め、いろいろなデータを取り出して加工することを考えているが、選挙管理委員会のホームページに選挙結果データはあるが、そこにはエクセルデータがない。総務省ではエクセルデータを公開しているので、和歌山県選挙管理委員会でも選挙結果をエクセルデータで提供していただければ大変いいと思うがいかがか。
《答弁》 選挙管理委員会事務局長
現状、選挙管理委員会のホームページ上はＰＤＦファイルによって公開しているが、委員ご指摘の趣旨を踏まえ、今後はエクセル形式での公表も可能なのでやっていきたいと考えている。
《質問》雑賀光夫 委員
統計局の一部業務の移転についてだが、統計データはネットで情報をやりとりできるものだと思うので、仕事を和歌山へ回すことはできると思うが、どれくらい地域にメリットがあるのかがわかりにくい。
拠点が和歌山に来れば何人か職員も来てくれるだろうし、拠点の近くで会議があれば全国から人も来てくれるだろうというのはわかる。しかし、「統計データ利活用センター」の本来の仕事から言うと、どこにあってもできると思う。統計教育についても、県にも統計に詳しい職員がいるようなので、別に統計局が来たからといって変わらないと思う。
もう少し、統計局の一部業務の移転のイメージを説明してほしい。
《答弁》 企画総務課長
今回、和歌山へ一部移転する統計局・統計センターの業務は、これまで行っていた業務ではなく、あまり利活用されていなかった統計ミクロデータと言われる調査票データを自由に分析したり集約したりできるといった新たな業務である。
確かに、必ずしも和歌山でなければできないというものではないが、今回の移転は、地方創生の観点から、政府が実証実験を行い、和歌山でこの業務を行っても問題ないであろうということを確認し、和歌山に「統計データ利活用センター」を設置すると決めていただいたと考えている。
大勢の人が和歌山に移転をしてきて業務をするわけではないとは思うが、データ利活用は、今後、産業界にとっても販路開拓や商品開発につながる可能性も大いにあるし、行政にとってもエビデンスに基づく政策立案の後押しになると考えている。また、教育についても、いわゆる日本の統計のプロが和歌山に常駐をしたり出張で来たりするので、そういう方に県内の小中学校や高校、大学で教えていただくことを考えている。そうしたことができれば、和歌山で教育を受けた子ども達は皆、データ分析やグラフの読み方がわかるようになり、県にとってはあらゆる面で良い効果を及ぼすと考えている。
《質問》雑賀光夫 委員
グラフの読み方というレベルであれば何も統計局が来なくてもと思ったが、和歌山大学と連携といったレベルのことができるなら、いろいろなことができるのかなという感じも持った。
ところで、規模や人数はいつ頃決まるのか。
《答弁》 企画総務課長
規模や人数については統計局が決めることであり、現段階では把握はしていない。今後、どういう業務をするのかということが固まっていけば、それに応じて規模や人数も決まっていくものと考える。
《意見》雑賀光夫 委員
県の予算なども規模や人数に準じて考えるということかと思うので、今日は以上で結構である。
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《意見》雑賀光夫 委員
質問ではないが、採決に関わることで申し上げたい。
総務部長、財政課長から補正予算と追加の補正予算の議案について説明があった。総務委員会の性格上、歳入だけの説明のみでどう使うかの説明はない。歳入自体に異議はないが、両議案にはクルーズ船の誘致の経費が含まれていて、追加議案の第２１４号の方は新宮港の港湾整痛が含まれている。新宮港は、これまでの改善で十分よく使われるようになっているため、新たな工事はいらないのではないかと考えている。
よって、これについては反対をしたいと思っている。
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議案に対する採決
議案第２１４号 平成２８年度和歌山県一般会計補正予算は、賛成多数で原案可決
日本共産党 雑賀光夫委員は反対 → 雑賀光夫県議の議案に対する反対討論 中継録画（00：00～）
議案第１９２号 平成２８年度和歌山県一般会計補正予算
議案第１９３号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
議案第２０４号 財産の取得について
については全会一致で原案可決
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