切目川ダム計画 平成16年2月4日 日高新報記事より
{損失補償}の調整大詰め、今年度中にも県と地元が調印へ、来年度から個別交渉、国道425号の新設に着工
建設予定地と完成予想図
洪水対策と水源確保が目的で、平成13年度から国に新規事業として採択された切目川ダム。平成14年6月には県と地元で基本
協定が締結され、現地での調査が始まった。損失補償基準は、ダム事業や国道425号の新設、拡幅にかかる畑や田んぼ、山、木1本
まで詳細に測量調査し、国の基準に沿いながら個人個人の所有面積や坪単価等を算出。事業が長期にわたるため、通常は変動する
価格をあらかじめ固定することで、補償の際の不平等をなくすための基準となる。今年度早々から取り掛かり、現在は県がこの基準書
の内容を調整中。作業はつめの段階に入り、順調に調印できれば、来年度からはいよいよ個別の補償交渉が始まる事となる。 .
工事は、水没する現国道425号の新設工事から進めるため、補償交渉は田ノ垣内地区から行っていくことなり、用地を確保しながら
来年度中にも着工する見通し。国道425号の新設は2、600メートルで、上洞地内で現国道とつなげ、そこからさらに1,000メートル
分を拡幅するため、国道工事は総延長3,600メートル。切目川ダムは動力式コンクリートダムで、高さ47.5メートル、長さ145メートル
総貯水量3,960,000立方メートルで総事業費は約百五十九億円
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平成16年3月3日調査測量風景 上洞地内
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