切目川ダムその2 平成16年5月30日 6月2日 日高新報記事より
切目川ダム基本協定から2年ぶり、{損失補償基準}調印へ、6月1日高串区7日田ノ垣内と上洞区
損失補償事業は、ダム事業や国道425号付け替え道路にかかる畑、田、山、立ち木1本まで詳細に調査し、国の基準に沿いながら単価を
算出。通常は変動する価格を固定することで、事業が長期にわたっても補償の際の不平等をなくすための基準である。平成14年6月に県と
地元が建設に関する基本協定を締結して以降、地元の協力で進めてきた基準で、合意を得たことでダム事業は建設に向けて前進することに
なる。今後は基準に基づいていよいよ個別交渉をスタートさせ、用地補償契約を結んで行きたい考え。工事は田ノ垣内地区の国道425号付け
替え道路から始めるため、本年度中には付け替え道路工事に着手する。付け替え道路は田ノ垣内区内から高串を抜けて上洞までの
延長2.56キロで、高串地区第5号橋までの約1.3キロを完成させ、平成20年頃からダムの本体工事に取り掛かることになりそう。
平成3年4月の調査開始から14年目の調印で、平成26年完成目指して大きな一歩を踏み出した。国道425号付け替え道路建設のため、
田ノ垣内地区から個別交渉に入り、今秋にも着工する計画になっている。