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2004年12月01日【 3.月刊『お前だえよ!』 】

2001年10月号 年に一度の独演会! 生の枝曾丸、観に来てよ

 生まれ月の9月が過ぎると、僕にとって本領発揮の季節の到来です! というのも、先月号の同誌をご覧になった賢明な読者の方ならご存知でしょうが、待望の年に一度の僕の独演会を、10月6日の土曜日の夜にやるってこと。

 タイトルは「桂枝曾丸のわかやま芸品館」! 昨年に続いて2回目なんですわっ。場所は県文の小ホールです。
 前回、シャレで和歌山弁の現代落語「ぶらくり丁へ行ってくら」ちゅうのんを、親友である漫画家のマエオカテツヤさんと作ってやったところ好評を頂いたんで、今回もやろうという事で、今年の梅雨あたりから2人でセッセとこしらえたちゅうわけ…。で、出来上がったのが「親族一同」というタイトルで、お葬式を舞台にした笑いあり涙あり、ハプニング満載の新作落語。僕自身カツラを付けて、リアルにおばちゃんの格好をして演じる嫌味トークのバトルが見どころ。「身内にこんなおばはんいてるいてる」ちゅうのんを、赤裸々に表現するってとこかな。
 自分で作ってるにもかかわらず、変に身近すぎる題材に、何度も腹が立って創作意欲を欠いてしまい難儀した力作である。東京、大阪に600人ある落語家の中、和歌山弁の落語をするのは僕だけ。これは必見やで!
 それともう一席は、これもネタおろしの古典落語「佐々木裁き」っていう噺。古い時代のはなしで、今の政治腐敗とよくにた幕末の大阪を舞台に、子供を主人公にした噺でね~、僕自身大好きなんで、ぜひ地元の人に聞いてもらいたいんですわ~。その他、ゲストも実力派揃い。2時間たっぷり笑える事まちがいなしですわ~。
 と、内容にはゴッツウ満足してんのやけど、気にかかるのがお客さんの入りやな~。この不景気な折、入場券を買って枝曾丸を聞きに行ったろうちゅう人って、何人いてんのやろ? 券だけやないわな~。県文まで来るのにも銭はかかるし、友達同士で来てくれたんやったら帰りにご飯でも食べて帰ろかってなるやろうし…。そうなったら券代だけでは納まらんわな~。こんな事思うと、夜もオチオチ寝られへん。

 独演会ちゅうのんは、何ベんやってもいろんな意味でドキドキもの。その分、終わってからのビールが美味しいんやけどね。
 僕のモットーは、初めて落語を聞きに来てくれる人に、確実に面白いって満足してもらう事です。だから、一度も聞いたことない人も、試しにいっぺん来て欲しいと心から思う。そう願いながら、今宵も水道路にある事務所で、壁に向かって特訓です!

Posted by sisomaru at 2004年12月01日 17:54


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