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2004年12月01日【 3.月刊『お前だえよ!』 】

2002年10月号

 この仕事をしていて役得というと、色んな業種の人達とお会いできる。

 先日、テレビ和歌山の深夜番組「わかぞう」という番組で僕は‘わかぞうトーク‘というコーナーへ出演させてもらった。この番組は、高校生対象の番組だが、トークコーナーは和歌山に住んでる夢多き人々が語り合うコーナーで、僕もたまに出してもらってる。
 そこで今回は、僕とウインドサーフィンをしている人達がトーク。和歌山の浜の宮海水浴場近くで‘ポイントモーア‘というお店をやっていて、自身もウインドサーフィン歴が20年というベテランサーファの吉川さんとそこのクラブメンバーである可愛い女の子達と二週にわたって酒を呑みながら語り合った。ウインドサーフィンとは、板の上で波に乗るだけじゃなく帆を立てて風を操りながら走るという、子供の頃クラゲに刺されてえらい目にあった以来、海が苦手な僕としたらとっても別世界な存在である。
 全く興味ない僕が、それに人生を賭けている人にお話を聞いているうちに知られざるウインドサーフィンの魅力を知る事になった。

 夏場、ウインドサーフィンをやっている人は風物詩のようによく見かけるが、とっても難しそうというのがまず第一印象。しかし、実際は2・3日でジグザグに進めるぐらいにまでいけるいたって簡単だという。
 その反面、簡単に入っていけるからこそ奥が深いのだと思うが、、時速は風の強い日なんかは、80kmぐらいまで出るというからビックリ! この吉川さんって人は大阪出身で20年前、ウインドサーフィンというスポーツに魅せられて以来、各地を転々とし数年前、今住んでいる浜の宮に辿りといたという。ここの砂浜は初心者向きで誰にでも楽しめるスポットということで気に入っているのだとか。

 収録が進むにつれ、一緒にいた可愛いベイビー二人にも聞いてみる事にした。始めたきっかけは二人とも彼氏。「あ、そうなんや~」と微笑みながらリアクションしてみたものの、‘この娘、彼氏居てるんや‘とちょっぴりジェラシー。それもそう、休みの日は必ず大海原に帆を立て風を感じている彼女たちだけあって、雑音の中でうごめいている作りもんのあやつり人形な少女とは違いとっても魅力的なのだ。目を輝かせながらウインドサーフィンの魅力を語る彼女達に耳を傾けていると、「僕も混ぜて~!」と叫びたくなるほどだ。

 最近は遠方からも浜の宮に来る人の多いというから地元人としては、ちょっぴり自慢モンやね。僕たちは和歌山の自然というものが近すぎて、その魅力を見過ごしぎみだが、改めて、他府県の人に話しを聞いてみると目からウロコが落ちたような感じになる。

 サーファーというと、僕はあまりにも接点がなかった。失礼ながら軟派なイメージがあったが、吉川さんのように真剣にこのスポーツを楽しみ、取り組んでる人に接してみたら尊敬してしまう。それと、毎年冬場の2ヶ月程オーストラリアへ家族と共に暮らしウインドサーフィン三昧という。もちろんその間は収入は無い。

 僕も落語家を仕事とし、結構好きにやってるつもりだが吉川さんの話してたら自分自身、人生の質というものを考えさせられた。ここまで、自分に素直に生きれたらええな~と心の底から思う。

 ちなみに奥さんは西田ひかる似というから、僕のウインドサーフィンへの想いは募るばかりだ。

 どんな世界でも真剣に取り組んでる人は素晴らしい、、僕もそんな人間になろうと誓った1日でした。

Posted by sisomaru at 2004年12月01日 18:24


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