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2004年12月01日 | 【 3.月刊『お前だえよ!』 】 |
2003年7月号 頑張ることはいい事だ!頑張る人は美しい!
5月25日の日曜日、この日は休日で僕は二つのイベントに顔を出した。別に仕事で呼ばれたわけじゃないけれど、軽い気持ちで「遊びにきて~」って感じで誘われて行く。
まず最初に訪れたのは、市内島崎町にあるご存知じゃんじゃん横丁。街づくりに対してすごく前向きな横丁の皆さんが季節ごとに祭りを開催している。各お店が、祭りだけのスペシャルメニューを作り活気に溢れていた。
こういうお祭りはお店のみんなのノリがなければ中々出来ない。代表の廣長さんを中心にチームワークもばっちり。辺りに目をやると、久々に訪れたこの界隈も少しずつ表情が変っていた。特に和歌山の青春の門とうたわれた八光ミュージックが閉鎖されてた事はショック。
若者から親子連れやおばあちゃん達と本当に楽しそうな表情に、ほのぼのとしたひと時を味わいました。まだ行ったことのない人も今度の機会に是非行ってみたら?
‘もくれん‘という美味しいカレー屋さんの一口カレーをわんこそば感覚で数枚頂き、次に向かったのがマリーナシティにあるブルートーンというライブハウス。
僕が出演しているWTVのわかやまナイズで‘ストリートミュージシャン発掘プロジェクト‘というコーナーがある。これはマリーナシティとの共同プロジェクトで今ブームの路上ミュージシャンを応援していこうという趣旨で始めた企画である。
この日は、その集大成として行われた。題して‘ライブオン和歌山ストリーツスペシャル‘というちょっと長いタイトル。このイベントは今まで数回ミニライブをしていた。お客さんには\500頂いて経費に当てていたらしいのだが、今回はその余った収益金をミュージシャンとお客さんに還元しようという目的で、入場は無料でしかも先着100人はドリンク無料という実に一点の曇りのない美しいイベントだった。それぞれ持ち出しという。恥ずかしながら僕はその趣旨を知らなくて当日行ってみて初めて聞かされわかった。
WTVのスタッフやマリーナシティの方々それに音響の人やゲストのウインズのふたりも全員ボランティア。みんなバタバタと準備に追われていた。何度も言うがその姿は本当に美しい。・・・僕も何か手伝わなければ!とキョロキョロしていると山田アナが一緒に司会しようっと誘ってくれて僕の役割が決まった。
開演30分前、会場内はまだ数えるほどのお客さん。不安になりWTVの敏腕デレクターである‘つっちい‘に「表行ってチラシまいてこよか?」と尋ねると何やら自信満々に首を横に振る。‘鳴くまで待とうホトトギス‘の心境の自分にちょっと酔ってる様。・・しかしえらいもんで開演間近になれば客席いっぱい。その現実にびっくりしているとスッと近づいてきたつっちい。八重歯を覗かせながら「ねぇ!」と判断の正しさを大いに誇示してきた。
出場するのは8バンド。今まで番組で紹介したバンドが多く初めて会ったとは思えない奴ばかりで大変リラックスして司会できました。最近は僕らの時代と違い本当に緊張などせず、みんな持ち時間いっぱいに自分の存在をアピールして僕も全然飽きることなく楽しかった。
大成功のうちイベントは終了し打ち上げでは、年齢はまちまちだが同じ夢を持ってる仲間同士、楽しい酒を呑まして頂きました。このようなイベントは裏方も出演者もお互い理解し合えないと中々実現しない。そういう意味ではこれは奇跡だったかもしれない。僕等世代も下の世代を心から応援できる余裕をいつまでも持ちたいと思う。
和歌山という同じ空気を吸ってるというだけで素直に気持ちを分かち合いひとつの事を作り上げた充実感は何物にも代えがたいものです。僕はこの日の事をいつまでも忘れないだろう!
Posted by sisomaru at 2004年12月01日 18:44