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2006年09月12日 | 【 3.月刊『お前だえよ!』 】 |
お風呂は僕のオアシス. 疲れた身体をほぐしてくれる野口さん
うだる様な暑い毎日で気分もなえてきそうな今日この頃、僕の気分転換はお風呂さんに行く事。興味をもったのは小学生の頃。町内にひとつはあったお風呂屋さん。僕が子供の頃は、すでにお風呂のない家というのは珍しかった為、たまに銭湯に行く時という事はちょっとしたイベントでウキウキしたものやった。大人も子供もいっしょくた。
普段恐ろしいヤクザなおっちゃんも、裸になれば背中のお花畑もなぜか優しく見える程の笑顔で身体を洗っていた。いつもはカラスの行水の僕も、友達とワイワイしながら得する程に湯船に入る。吹き出る汗を拭いながら、脱衣場へと戻ると扇風機の冷たい風が心地よさを誘う。ドリプシにコーヒー牛乳などを楽しみながら、番台の前にあるカーテンの隙間からみえる女風呂の様子が僕にとって最初のポルノであった。そんな昭和な香りも残しているところも今では少ない。そして滅びた・・と思いきや、和歌山にユーバスが誕生して以降、次から次へとスーパー銭湯や各地に温泉が誕生して行った。昨今、時間を見つけてはよく近所の銭湯によく出かける。昔は、あちこち遠くへと楽しみに行ったもんだったけど最近はもっぱら近場に落ち着いてる。茶褐色の湯が魅力の花山温泉に街中のオアシス本町温泉。
特色あるお風呂の種類が魅力なのが最近のスーパー銭湯だ。岩出の幸の湯、おすすめは‘寝転び湯‘。露天風呂の奥の方にある。ザラザラした地面にお湯が流れ、その上に寝転ぶのである。
背中のカユイところをゴシゴシしながら天井をを見上げているとウトウトと寝むくなる程気持ちいい。一方、きらく湯も日本古来の蒸風呂を再現した癒晏洞(ゆあんどう)は、静かな空間に湧水が混沌と鳴る中むしろの上に座る。普通のサウナでは味わう事の出来ないリラックスさが此処にはある。そして王者ユーバスは、大人が一人充分は入れる壺湯。子供の頃、味わった行水みたいで楽しいだけでなく自分だけの空間をいうのがとってもグー。語り尽くせない程楽しい現代の銭湯な訳である。長ければ1時間以上もくつろげる至福のスポットで楽しみ方も色々だけど、やっぱり贅沢なのがマッサージやろう。元来肩凝り症の僕は、‘上手‘と云われる人を転々としていた。その時は、気持ちいいんやけど後から揉み起こしがあり、ひどい時なんか熱が出るといった具合やったんやけど、最近悪友の紹介で‘絶対揉み起こしのしない人!“との誘いで恐々足を運んだのがユーバス。長年ユーバスには、行っているがマッサージへ行くのは初めて。友人に導かれるがまま、野口さんというおばちゃんを勧められた。
若い男女のマッサージ師がいる内でお母さん的存在の優しい人である。
なんでもチーフの役職に付いてられるというから僕の期待も膨らむ。ガウンに着替え早速ベットへとうつ伏せに寝る。専用のベットの為、顔部分に穴が開いていて決して苦しい事はない。「あ、なた~相当凝ってるねぇ~」。言い忘れたが野口さんは、日系ブラジル二世。両手でサーと背中を擦るだけで分かるとは、これはホンマモンである。それは、まるでイリュージョン!
パスカルの法則の如く野口さんのゴールドフィンガーで僕の背中は名古屋名物‘ういろ‘の様に柔らかく揉み解され、深い眠りに落ちてしまった。気持ちよさの途中で目覚めた時は制限時間いっぱい。当然次の日は、揉み起こしが無く体重は変わらなくても肩の方がすっかり軽くなった。
癒しの空間、堪える真夏には必要なお年頃なのである。
Posted by sisomaru at 2006年09月12日 00:16