「部落差別」永久化法案 柏木御坊市長
   「時計の針巻き戻すことにならないよう願う」
                                                     2016114
 「部落差別」を永久化・固定化する「部落差別解消の推進に関する法律案」について、和歌山県御坊市の柏木征夫市長は9月市議会で、「時計の針を巻き戻すようなことにならないよう願っている」と答弁しました。
 法案は、昨年9月に和歌山県議会が「『企業・団体等による部落差別撤廃のための法律』の早期制定を求める意見書」(日本共産党は反対)を国に提出し、同年11月に自民党和歌山県連などがつくる実行委員会が都内で「人権課題解決に向けた和歌山県集会―人権フォーラム―実効性のある法制度制定を求めて」を開き、今年5月に自民・公明・民進が議員提案していたものです。
 二階俊博自民党幹事長が9月、鳩山邦夫氏の国会追悼演説で「なんとしても今国会で」と公言するなど和歌山県発、自民党二階派が中心となって推進してきました。
 その二階氏の地元、御坊市の柏木市長は、日本共産党の楠本文郎(Facebook)市議の質問に「一般施策のなかで、教育、啓発、相談体制の充実を行えばと考えている。時計の針を巻き戻すようなことにならないよう願っている」と答弁しました。

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