セレナ号日本一周第24報
 7月18日6時室蘭出航、霧出るも間もなく消失、噴火湾ではあちこちでイルカが見送ってくれる、12時恵山岬を通過する。これで北海道ともお別れと思うと、辛かった事懐かしかった事など思い出されてちょっぴり感傷的になる。津軽海峡付近はさすが風も強まりパンチングが激しく波を 被る、午後4時尻屋岬港に着く、此処は何も無い所、砕石の重機の音だけが喧しい。7月19日風も強くガスもかかっているがこんな所に居ても仕方ないのでむつ小河原向け出航する、途中泊り沖2万メーターは射撃訓練海域との事で沖だしするも波悪く ローリングが激しい。  午後1時むつ小河原につくが岩壁高く、両手にロープを持ってパルピットより懸垂の要領でよじ登る。明日の出航時は干潮なのでロープは行って来いにする。 家内は2日間船から出ていません。7月20日むつ小川原出航する、ローリング激しく又霧に包まれてしまった、久慈港入り口の防波堤右から入ったため大敷き網に直面、左側が本船航路でした。入って直ぐ左の小さな船溜りに停泊、少しうねりは入るがまあまあの艇泊地でした。7月21日6時久慈港を出る、霧で視界は150米位、昨日の撤を踏まない様に本船航路より出る、進行方向にグリーンの浮標を見つけたときはホットしました。 宮古に入る頃には霧が深く何も見えません、プロッターとレーダーを頼りに進み貯木場手前のハーバーをやっと見つけました、皮肉なもので舫いを取り終えた頃霧はさーっと晴れてしまいました。このヨットハーバーはディンギーの国体があった時に出来たそうで、大型艇向きではありません、水道、電気の設備も有りませんが立派なシャワールームがあり、職員の方もとても親切です、係留料は無料でした。 盛岡のヨットマン竹内さんが車で買い 物に付き合ってくれました、その後竹内さんのヨット仲間工藤さんを迎えて異人館でコーヒーブレイク、しばし談笑する7月22日6時宮古出航気仙沼へ向かう、潮に乗り最高9ノットを記録、風もなくべた凪、太陽も顔を出し久しぶりで暑いと感じる。西湾よりは入ろうとしていると地元のヨットひかると遭遇、道案内をしてもらう。港の一番奥の岸壁に午後4時舫いをとる。 すぐ近くに亀の湯と言う風呂屋あり360円、コインランドリーもすぐそばにあり家内は早速洗濯。ここは大島への連絡船の発着所で夜遅くまで拡声器の案内が喧しい。
久慈港
パスタ屋にて福田先生と歓談
 
 
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