セレナ号日本一周第9報
   5月30日朝7時、富重のご主人の見送りを受けて出航、一路秋田船川に向かいます。海はべた凪、日本海のべたは水面が鏡のようで、バウスプリットから身を乗り出してタイタニックをしていると、海に引き込まれそうになります。15時30分漁港の船川区に着き製氷所の人に聞いて泊めようとした所、港湾の若い > 人が来て、漁港は漁船を泊める所だプレジャー船はマリーナに行くよう言われました。今まで何処の漁港でも親切に泊めさしてくれたのに此処では一変に悪い印象を受けてしまいました。しかたなく最近できた近くの男鹿マリーナに入りましたが、40フィートで1泊9000円と聞いて給油のみすまして逃げ出しました。1泊5000円までと決めているので値交渉をしましたが県条例で決まっているので駄目とのことでした。あちこち探して漁港手前の木材積み出し用岸壁に係留、高いので潮鵬に横抱きさしてもらいました、夜半強風が吹きデッキは木屑で真っ黒になりました。明くる日は雨の中の出航となりました、男鹿半島を回る頃には風も強まり最高34ノットを記録、始めてハーネスを付けてメインを2ポ リーフとしました、斜め後ろからの波でローリングが激しく久しぶりにつらい航海でした。20ノットオーバーの横風に助けられて艇速も8ノッオーバーで3時前には深浦に着きました。此処は漁港の荷揚げ場の左すみに停泊、静かな良い所です。近くにスーパー、ピアハウスと言う洒落た建物の中には海産物売り場があり、2kgほどの立派なわらさが800円と安かったため、木村氏と折半して刺し身で食べましたが、航海に出てから始めて新鮮な美味しい刺し身にありつけました、当分わらさの照焼き、煮付けと続きそうです。又歩いて10分、タクシーで基本料金内に(ゆとり)という最近できた温泉があり早速入ってきました。とても奇麗な温泉で入浴料も300円と安くお勧めです。今日は強風波浪注意報が出たため出航を取りやめ休養、家内は漁協で洗濯です。暫くここで天候待ちです。

 
 
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